バルコニーにあるこのものが、何年も続いた私の湿疹を実際に治してくれたのです。

私は子供の頃からサボテンという植物のことは知っていましたが、好きではありませんでした。トゲだらけで触ることも遊ぶこともできませんでした。また、なぜ人が植えるのかも不思議でした。 ある日、先生の家のテーブルの上にサボテンが一株、ベランダにもサボテンが一株あるのを見て、先生がなぜそんなにサボテンが好きなのか思わず尋ねました。先生は冗談交じりに「私の医療技術が仙人が助けを求めに来るレベルに達し、私の小さな家が仙人の聖地になることを望んでいます」と言いました。こんなに面白い説明を聞いたのは初めてで、すぐにサボテンに興味を持ちました。

サボテンは強い植物なので、花言葉は「強さ」です。サボテンは強い光を好み、暑さや干ばつ、不毛に強く、生命力が強く、砂漠などの乾燥した環境でも生育することが多いことから「砂漠の英雄花」とも呼ばれる多肉植物の一種です。サボテンの種類は多く、世界には70～110属、2,000種以上が存在します。具体的には、扇状サボテン、節状サボテン、カニ爪サボテン（カニラン）、葉型森林サボテン、球状サボテンに分類されます。

サボテンは観賞用としてだけでなく、薬としても使用できるので、驚かれるかもしれません。子どもの頃、おたふく風邪にかかったときのことを覚えています。家の裸足の医者が、新鮮なサボテンを手に入れて、トゲを取り除いてつぶし、顔に塗るように言いました。2、3日後、腫れは消えました。とても効果がありました。これはサボテンが熱を消し、解毒する効果です。

サボテンは性質が冷たく、味は苦い。心臓、肺、胃の経絡に入り、熱を清め、解毒し、気を促進し、血液循環を活性化する効果があります。おたふく風邪の治療以外にも、乳腺炎、皮膚のできもの、火傷などの外用にも使用でき、いずれも粉砕して外用します。

サボテンは内服にも多くの用途があります。例えば、新鮮なサボテン1～2両を水で煎じると急性赤痢を治療できます。サボテンの茎を取り、皮をむいてトゲを取り除き、適量の蜂蜜に浸して煮ると気管支喘息を治療できます。サボテンを1銭ずつ粉末状にすりつぶし、沸騰したお湯で飲み込んだり、サボテン1～2両を細かく刻んで牛肉2両と一緒に炒めると腹痛を治療できます。